オーストラリアでのワーキングホリデースタートに際し、現地で準備しないといけないものは意外と沢山あります。
- SIMカード(携帯の電話番号)
- 銀行口座
- TFN(タックスファイルナンバー)
- スーパーアニュエーション
仕事をスタートさせるだけでも上記の4つが必要です。
更に下の2つは申請から発行に時間がかかります。カナダの『SIN』やニュージーランドの『IRD』と比べても発行が遅いです。
その上で最速での準備方法を紹介します。この方法でやれば1週間から10日ほどですべての準備を整えることが可能です。
【こんな方にオススメの記事】
◎これからオーストラリアにワーホリに行く
◎できるだけ早く仕事探しを開始したい
オーストラリアワーホリで必要なものたち
オーストラリアでは仕事する上で必要なものが全てが整うまでに最低でも1週間~10日はかかります。
それら抜きでも働くことは可能には可能です。ただ、「書類が揃っていないから」という理由で雇ってくれない所が多いのも事実です。
また、今後のタックスリターン申請の際のことを考えると、全てをそろえておきたいところでもあります。
全てがそろっていた方が”気持ち的に働く準備”もできますしね。
SIMカード(ケータイ電話)
最安は『キャッチコネクト』です。公式サイトはこちらからどうぞ。
圧倒的な安さとつながりやすさのバランスで1強です。ただ店舗がないためすべて郵送での対応になります。
事前に滞在する先が決まっている場合は、入国する1週間~10日前に事前にその滞在先住所にSIMカードを送っておきましょう。そしてそのままアクティベートをする流れが一番ベストでしょう。
もし、滞在先がそこまで確定していない場合は空港でプリペイド式のSIMカードの購入をオススメします。値段とのバランスがいいのは『OPTUS(オプタス)』です。
場合によっては新規登録特典で【20GB~30GB/28日】というプランもあります。
それでもたった30ドルです。悪くはないですね、そして使い切るタイミングでキャッチコネクトに乗り換えるという手法が経済的でオススメです。
注意点
もしファームでの生活に重点を置く場合に限り『TELSTRA(テルストラ)』をオススメします。理由は【郊外でも一番電波が入りやすいから】です。
場所によってはWi-Fiが無い場所もあり、電波が入りづらいという場合もあります。
そういったケースは少し例外だと思ってください。
全体的に詳しく別記事で解説しています。よければ参考にしてください。
銀行口座
ANZという銀行を使うとオンラインでの事前口座開設申請が可能です。
他の銀行でもできるかもしれませんが、ANZの口座ひとつ持っているだけで十分などで調べていません。
これを事前に済ましておくと、到着してから近くのANZの支店でキャッシュカードの受け取りが可能です。受け取りの際はパスポートを忘れないようにしましょう。
これの注意点は
2週間以上前に済ませておくこと
です。僕はこれを知らなかったせいでカードを手に入れるまでに時間がかかりました。
カードの発行自体に長くて2週間ほどかかります。それよりも前にオンラインでの口座開設をしておかないと口座は自体は開けられますがキャッシュカードがないという事態に陥ります。
なので余裕をもって開設をしておきましょう。
申請の手順はコチラに丁寧に書かれているので参考にしてください。
TFN(タックスファイルナンバー)
こいつがオーストラリアワーホリ準備での厄介者です。簡単に言うと税金番号です、日本でいう『マイナンバー』みたいなものですね。
このタックスファイルナンバー(以下TFN)は無い状態でも働けます。”雇用後の28日以内に雇用主に伝える”というのがルールです。つまり申請状態で番号をまだ手に入れてなくても仕事は始められます。
そしてTFNはオンラインでの申請で番号は2週間から28日以内に手紙で届きます。
「いやメールでくれよ。」
って思いますが、何故かそこはアナログです。(2020年時点)
そして厄介なのが”入国後にしか申請ができない”という点です。つまり入国後に最速でやっても番号が週間ほどは手に入らないというワケです。
電話で催促(最速手順)
これは『英語がある程度話せて理解できる人限定の手法』です。『ATO(オーストラリアの税務署)』に直接連絡して番号を聞き出す、という手法です。
132862 (平日10:00a.m~4:00p.m)
この方法は申請から1週間経過したくらいでやらないと番号自体が発行されていないことがあるので目安にしてください。僕は申請後9日後くらいに電話しましたが番号を教えてくれました。
申請時の参照番号とパスポート情報などが必要になるので準備してから電話しましょう。海外あるあるですが、長ったるい音声案内から始まります。そしてそのあともなかなか繋がりません。
繋がった後は色々確認されるのでそれに従って進んでいく感じです。番号自体が発行されていれば口頭で9桁の数字(TFN)を教えてくれるのでメモしておきましょう。
TFNはこの9桁の番号さえあればそれ以外に何も必要ありません。忘れないように色々な手法で保存しておきましょう。
スーパーアニュエーション
スーパーアニュエーションとは
これもまた厄介者のひとつ簡単に言うと『オーストラリアの年金制度』です。そしてこの年金はワーホリの人たちには当然関係ありません。そのまま老後まで住む人は別ですけどね。。。
そしてこのスーパーアニュエーション(以下スーパー)は給料の9.5%を貯蓄していくという仕組みで、給料がはいるごとに貯まっていきます。
そして最後に貯まった一部の金額の還付を申請することが可能です。もちろん金額によりますが、半年以上仕事をした方の場合は、大体400~500ドルくらいは返ってくると思っていいでしょう。
そしてコレ開設にTFNが必要なので番号が手に入るまで開設を進めることができません。なので順番は一番最後なんですね。
ファンド開設(雇用先)
このスーパー、ファンドを開設しそこに貯めていくというスタイルです。このファンドは自分で持っていない場合は雇用先が作成してくれます。
ただそれにも落とし穴があり、還付の請求のときにすべてのファンドから情報を集める必要や、雇用主にファンドについて聞く手間などがかかります。
これ結構面倒です。
一か所でしか仕事しない場合はいいですが、オーストラリアのワーホリビザは長くて3年もいれるため雇用先は沢山変わることがあると思います。そういった予定がある方は絶対に自分で作っておきましょう。
ファンド開設(自己開設)
自分で開設しておけばすべての雇用先で貯まったスーパーを自分で管理できます。
ファンド会社自体は沢山ありますが、ANZで口座を持っている場合に関してはANZのスーパーをお勧めします。理由は管理が楽なのと、開設が申請後1日~2日と早いからです。
詳しくまとめている方がいるのでコチラを参考にしてください。
まとめ
以上が最速で準備する手順です。冒頭でもいいましたがオーストラリアは意外と手間がかかる工程が多いです。
ビザの取得は最低難易度の代わりにこういった所で時間と手間がかかります。きちんと事前に調べて、現地に着いてからうろたえないようにしましょう!
物価が高いオーストラリアにおいて、早く仕事を開始して稼ぐことは安心にもつながりますからね!
皆さんもこの記事を参考に最速準備を行ってください。
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