「ワーホリで語学学校って行く必要あるの?」
ワーホリ=語学学校に通う。常識のようにも聞こえるこの問題について、この記事で解説をしていきます。
カナダのワーキングホリデーで語学学校に3ヶ月通い、その後自己手配でニュージーランドとオーストラリアに行った僕だからこそ話せることを共有していきます。
◎ワーホリを検討中
◎語学学校に行くべきか悩んでいる
◎語学学校に行く意味を知りたい
語学学校は行くべき?無駄?
元も子もないことを言ってますが、これが結論です。
僕自身も3ヶ月カナダで通ってましたが、無駄と思ったことはありません。現地での生活に慣れる、という側面でも言っておいた方が良いです。
コレを逆に言うと、”行かなくてもいい人もいる”ということなんです。
そんな疑問が頭に浮かぶと思います。
大きく運命を分ける決断にもなりますからね。変な言い方はしたくないですが、留学エージェントを介すとほぼ100%語学学校への入学を勧められます。
これは、留学エージェントは語学学校に人を送ることで紹介手数料を学校からもらっており、それを利益としている為です。ビジネスなのでそれは仕方のないことですが、
という思考停止をしないでください。
自分自身のことです。だからこそ、自分自身で行く理由と目的をしっかりと考えてください。↓の項目で、その考える際に注目する点を紹介します。参考にしてください。
語学学校に行く理由と目的をしっかりと考える
- なんとなく勧められたから
- 周りの人も行ってるみたいだから
そんなマインドは捨ててください。
日本にいるときとは違い、留学生活中は自分で意思決定することの連続です。その感覚を今のうちから培いましょう。
語学学校に行く理由で考える点は
- 費用との相談
- 英語環境に慣れるため
- 銀行開設などの諸々の事務作業期間
の3点です。
費用との相談
最初の1つ目として”語学学校は基本的にめちゃくちゃ高い”です。
これはカナダのとある語学学校の料金モデルです。
【12週間・5レッスン×5日の就学の場合】
学校申込金 | 150 |
授業料 | 4,260 |
教材費 | 240 |
ホームステイ滞在費 | 3,100 |
合計 | CAN$7,750 |
レートにもよりますが、3ヶ月で約65万円~70万円です。お手頃とは言えない価格設定ですね。行くのか行かないのか、そして行くならばどの程度の期間行くのか、考えましょう。
英語に慣れるため
これは完全に僕の主観ですが、
という点があります。
「いや、勉強しに行くんだけど…?」
と、思うかもしれません。
繰り返しですが、100%僕の意見として聞いてください。”語学学校でやること”それは、
だけです。
一部のアカデミッククラス(大学進学目標クラスや英語試験特化)などを除いてほとんどがこれです。
でもだからと言って、無意味と言いたいわけではありません。それは日本の学校で出来なかったことですから、価値はあります。
つまり、語学学校に行く理由に、”英語の環境に慣れる”というものがあるということです。
今まで四六時中耳に入っていた音、テレビの音声・駅のアナウンス・町の喧騒・人との会話、これらのすべてが英語になるんです。これは想像以上に脳に負担がかかりますし、当然1日2日で慣れるものでもありません。
語学学校に通うことが、気にかけてくれるホストファミリーや先生、語学学校に通っている友達など、人との関わりの最初にきっかけにもなります。それらも含めて、”現地での生活への適応”と”英語に囲まれる生活に慣れる”という意味で、必要な時間にはなるんです。
銀行開設などの準備期間
どこの国に行こうと、行った後にしないといけないことは沢山あります。
- 携帯番号(SIMカード)の取得
- 銀行口座開設
- 税金番号の取得
どの国にも共通しているのはこれくらいですが、かかる期間も国によってマチマチです。場合によっては1ヶ月かかることもあります。そしてそれらが揃わないと働けない、という場合もあり得ます。
それら踏まえた上で、”現地でもろもろを準備する期間も兼ねて語学学校に通う”というのも悪くないかもしれません。
だからこそ準備期間を大切に
語学学校に通う理由に”英語に慣れる”ということを挙げました。
その点に関していうと、日本でも十分準備することが可能です。それらの準備をしておけば、語学学校に通う必要性は無くなるともいえます。
それは
オンライン英会話で耳を慣らしておく
英語を聞き続ける、というのは思っている以上にシビアです。
そういった点からも少しでも英語を聞くことに慣れ、かつ少しでも話せる状態を作って慣れておくためにオンライン英会話をやっておく。というのは非常に大事です。
大ありです。
現地に行っただけで喋れるようにはなれない以上、事前のレベルで圧倒的な差が生まれます。
サッカーが苦手なあなたが、上級者を無視してガツガツボールに突っ込んでいけますか?自分よりもできる人がいる中での自己主張は難しい、経験はあると思います。
そのために必要な「自分はやるだけのことはやった。」という自信を付けるためにも、必要なプロセスと言えます。
そんな人にオススメなオンライン英会話を僕が全部受けて選び抜きました。
↓の記事にそのすべてをまとめていますのでよければ参考にしてください。
オススメの記事 :ワーホリ前後に最適なオンライン英会話3選!
フィリピンでワーホリプレ留学
ワーホリ前の準備コースとしても知られるフィリピン留学。
皆さんも、ワーホリ前にフィリピンで1ヶ月~3ヶ月ほど費用を抑えた短期留学をする、というのを聞いたことがあると思います。
これも”英語に慣れる”、”海外生活に適応する”という点で、オススメされる手段の一つです。
しかし、期間は2ヶ月くらいで十分かもしれません。問題は英語の量です。
「やっぱりフィリピン人の英語講師だと訛ってるか。」
この点はまったく心配ありません。どこの語学学校でも、英語講師になるためには一定の水準を設けており、ゴリゴリに訛っている人はいないと考えていいでしょう。
僕もセブ滞在したことがありますが、町中の喧騒はタガログ語とビサヤ語がメインです。そして現地人の話す英語はゴリゴリに訛っていますし、そんなに上手じゃない方もいます。
学校以外でのアウトプットできる機会が、英語が母国語に比べて圧倒的に少ないです。そうなると時間対効果は低くなってしまいます。
なので異国生活と英語に慣れるかつ節約という名目で、フィリピン留学はお勧めできます。
興味がある方は↓から覗いてみてください。
オススメ :1週間から行けるセブ島留学【MeRISE留学】
僕の語学学校体験談と感想
参考までに僕の最初のワーホリ『カナダ』での1年の滞在の中で思ったことを書いていきます。語学学校には最初の3か月間通っていました。
結論から言います。
”語学学校に行ったこと”に関しては後悔していません。ちょっと含みのある言い方をしました。なぜならば、
”カナダで仕事ができる1年という絶対的な権利”の1/4を勉強に使ってしまった後悔があるからです。
ワーホリに行って、
- 現地でそのまま続けて仕事がしたい!
- ワークビザが欲しい!
- 海外で長く仕事したい!
と思い調べたことある方は知っているでしょう。海外で仕事する(ワークビザを取得する)のは簡単なことではありません。ワーキングホリデーは、その取得困難な権利を18-30歳であればビザ申請費を払うだけで与えてくれる絶好の機会なんです。
調べたことがある方は知っているでしょうが、カナダの場合はワーホリじゃなくても旅行者(観光ビザ)で語学学校に入ることはできます。しかも6ヶ月もいれるんです。
しかし、語学学校に通ったことに後悔はありません。友達もできましたし、自分で日本語を話さない環境を作ることもできました。なにより、海外生活・英語生活という環境に慣れるまでの時間として、有意義に使えたと思っています。
こういったことを経て、今でも
と思ったりします。これはあくまで僕の一例ですが、よければ参考にしてください。
まとめ
ワーホリにおいての語学学校、というテーマで書いていきました。
留学にはお金もかかりますし、時間もかかります。どれだけのお金・時間の確保ができているのかはその人次第なので一概に言い切ることはできません。
しかし、今回紹介したことと自分の状況を踏まえて、自分がどうするべきかを考えて行動に移してもらえたら嬉しいです。