理想と現実│ワーホリ生活で心が折れない為に知るべきこと4点

ワーホリに行って英語ペラペラになるぞ~!

英語ネイティブの友達作って、ブロンド白人の彼女も作るぞ~!

ひ-ろ-

みたいな、様々なイメージを胸にワーキングホリデーに挑む方は沢山いることでしょう。

それ自体は一向にかまいません。ただ、その”理想”の為にやることはやらないといけません。そうでなければ容赦のない”現実”に打ちのめされて、海外引きこもりになる可能性だってあります。

カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの計3か国のワーホリを経験し、現地で数多くの就活・勤務経験のある僕だからこそ話せる事を詰め込んでいきます。

途中で心が折れて帰国した人たちも当然見てきました。その人たちが置かれた状況が原因であることもあるので一概には言えません。しかしながら、

  • 渡航時期
  • 滞在先の街・国
  • 語学学校への就学の有無

これらの情報の事前収集を怠ったゆえの帰国は、行き当たりばったり過ぎる愚かな行動になり、後悔の種になってしまいます。

では、知っておくべき”理想””現実”について、これから話していきます。

【こんなことが知りたい方にオススメの記事】
◎ワーホリ行けば英語が喋れるようになるのか
◎ワーホリでの仕事探しなどを含めた苦労と現実
◎ワーホリに行くうえでの心構え

【理想と現実】楽しいワーホリ生活を送るために

理想を持つことは大事です。それと同じくらい、どれくらいワーホリ生活の現実が過酷なのか、を知るということも大事です。

今回はわかりやすく

  • 英語
  • 人間関係
  • 仕事
  • お金

という4点に分けて、それぞれの”理想””現実”を見ていきましょう。

僕自身、

・カナダ(1年+ツーリスト4ヶ月)
・ニュージーランド(10ヶ月)
・オーストラリア(半年)

のワーホリを経験しました。楽しいこと新しいコト盛りだくさんでしたが、それと同じくらいにしんどい経験もしました。

1ヶ月以上仕事探しを続けるも見つからず、持っている日本円を換金しては消費していくという日々に陥ったこともあります。

そういった事実があることを事前に知り、覚悟をしておくことが大切です。そのときの話はコチラの記事にまとめています。

英語面

理想

◎留学に言ったら英語を使う機会が沢山あって、自然と英語が身に付く!
◎行くだけで英語がペラペラになる!
こういった理想を持ってワーホリ留学に挑む方は多いことでしょう。
また、これから留学を検討しているの人の中に”それらが事実なのかどうか”ということが気になる方も多くいると思います。
僕の結論では、”この理想はではない”です。
  • きちんとした環境に身を置く
  • 自分を甘やかさず、厳しい環境を選ぶ
  • 正しい努力をする
これらのことをしっかりとこなすと英語をしっかりと身に付き、話せるようになります。

現実

行くだけで英語がペラペラになるのか?
答えは、、、

なるわけねぇだろ

すこし頭を使って考えましょう。

・自動車の教習所に通うだけで免許の試験通りますか?

・予備校に通っているだけで志望校に受かりますか?

答えは誰にでもわかります、「No.」ですよね?つまり、
その環境になったうえで、しっかりとした学習・行動が必要なんです。
同じ事ですよね、その環境・状況に身を置いたから良い、そんなことはないですよね?実際に僕自身も、日本人とつるんで日本語を話しまくる日本人留学生を沢山見てきました。
それを否定はしません、あくまでワーキングホリデーなんです。目的は人それぞれですからね。中には
  • 「なんとなく海外に来てみたかった。」
  • 「旅行だと短いから留学を兼ねた。」
という人もいます。”英語習得”がメインの目的でない人達、その人達の価値観を否定してはいけません。
ただ、”英語を伸ばす”ということを目標のメインに置くのであれば、絶対に何かしらを制限する必要はあります。

交友関係

理想

色々な国の人と友達になれて、英語ネイティブの友達もつくれる!
留学の醍醐味ですね、留学先の国は国際色豊かである国が多いです。そういった環境で様々な人種や価値観に触れ、交友関係を増やす、楽しいことこの上ないです。
そして英語ネイティブの友達も作って、そのコミュニティにいることにより英語力もアップ!充実した留学生活のテンプレートのようですね。

現実

部屋で日本のYouTubeやNetflixを観る引きこもり
理想だけを追うとこうなります。人間関係には、当然運も絡んできます。自分に合うような性格の人が周りにいない、そんなことも平気で起こり得ますからね。
理想が高すぎるとそこで挫け、海外引きこもりになるリスクは当然高まります。
人間関係の構築は得意だから大丈夫!

ひ-ろ-

 

そう思っているあなた。まず最低限のコミュニケーションが取れる英語力がありますか?言葉がわからず、へらへらしてるだけの人とつるみたいと思いますか?

逆の立場なりましょう。

あなたが日本に住んでいて、日本語もろくに喋れない外国人と深く繋がりたいと思いますか?
その人がいるせいでいつも通り日本語が喋れなくなる、そういった状況にだってなります。そこにストレスを感じずに、継続して接することができますか?
  • 顔芸がめっちゃオモロイ
  • 言葉は喋れないけどノリと雰囲気が良い
  • 勉強しようという意識の高さが見える

この3つの項目などに該当するなら話は別です。面白くて、かつ一生懸命に言葉を習得する姿勢があると、

頑張ってるし、手伝ってあげたいな。

ひ-ろ-

 

そう思えますよね。

もちろん人によって変わることなので、全員が全員そうではありません。しかしそういったマインドを持っている人の方が、交友関係が広がっていく可能性が高いのは言うまでもないですね。

逆に言うと、

自分から何も発信せず、言葉もろくに喋れない外国人

こんなのほっとかれて当たり前。頭に入れておいてください。

仕事関係

理想

現地のお客さんを相手に、色々な国の人と働ける職場
カフェや現地のレストランでウェイターやバリスタとして働くことに対して理想を持っている人は多いと思います。
それ以外にも、ワーホリという”海外で仕事をできる権利”を使い、自分のやりたい仕事に挑みたい人もいるでしょう。(ツアーガイドやオーペアなどなど)
そういった理想を胸に、求職活動をする人は多いです。では現実はどうなのか。

現実

英語もろくに喋れない、なんなら日本人と関わる職場
清掃業務やジャパレス、想像と違った仕事をすることになるのはもはや半分必然。むしろ思っていた仕事につける確率の方が低いでしょう。
海外は仕事、主に転職に対して日本と考え方が違うことが多いです。長いこと働いていたということよりも、その個人のスキルや経験、資格などを重視します。
それらのスキル・経験を求められる求人にも積極的にアピールすることは絶対必要ですが、その行動が実ることの方が少ないでしょう。その覚悟も必要です。
さて、ここまでは仕事が見つかる前提で話をしましたが、”根本的に仕事が見つからない”こんなことだって勿論あり得ます。
接客サービス系の仕事に関わることが大半なので、お客さんが少ない時期(閑散期)などは求人数は減ります。
そういった情報を知っていないと、現地に行っても仕事はありません。僕自身が6月頭にニュージーランドに行ったとき、仕事がなかなか見つからず困窮したことがありました。

お金関係

理想

沢山働いて稼いで、その国や周りを沢山旅行する!
ワーホリの醍醐味の一つですね。せっかく海外に住んでいるのだから、その間に色々な国へ旅行に行く。
国によっては最低時給が日本よりも高い場合や(オーストラリア・アイルランド等)、サービス業でかなり稼げるチップ制度(カナダ)のおかげで、ガッツリ稼ぐことだって可能。
人によってはサクサク働き、月に4,000ドル以上(約35万円)稼いでた人もいました。それでアメリカや東南アジアなどを旅行する、かなり理想ですよね!

現実

収入が安定せず、家賃や食費でカツカツ
先ほどの仕事関係の項目と少し通ずるものがありますが、仕事が安定しないことだってあります。
住む地域や場所によって家賃も大きく変化します。オーストラリアでもタスマニアとケアンズで週の家賃が約2倍違いました。そういったことを知らずに住み続ければ、確実に財布が蝕まれます。
日本と同様、入居の際にはボンド(敷金)を払うのが一般的です。2週間分~1ヶ月分がだいたいの相場です。
仮に家賃が【$125/1週間】の部屋に住むと決めた場合、最初の4週間分の家賃+2週間分のボンドだけで$750(約6万5000円)は初期投資でかかります。
それで仕事が無い状況だと、お金が貯まらないのは想像に難しくないですね。

まとめ

勘違いしないでほしいのですが、別に「”理想”が実現不可能だ」ということを言いたいというわけでは無いです。

僕自身も長く多い留学生活で、この”理想””現実”の両方を経験しました。カナダで英語が喋れずに、ユースホステルでひたすらYouTubeを観ていた経験もあります。心が折れかけたことだって当然あります。

この記事を書いた理由は、”こういったことがあることを知っといてほしい”からです。すべてがキラキラしている理想のことだけではない。厳しい現実も当然待ち構えている、ということを。

知らずにいたことによる衝撃よりも、そういった事実もある上での

やっぱそんなに簡単じゃないよな。

ひ-ろ-

 

と思う方が気が楽だと思います。僕自身もそうでした。

留学中は、孤独を感じることが多い時間でもあります。はじめから友達に囲まれるなんて1%以下の人達です。

そうなってしまったとしても、「そういう状況に陥っているのは一人じゃない、みんな同じ悩みを抱えている。」そういったことが伝わればいいかな、と思ってます。

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