生活するうえで、時間を表現することは欠かせませんよね?
何かの約束であったり、待ち合わせだったり、見たいテレビ番組だったり、○○時に○○すると伝えることはコミュニケーションでは必須です。
英語でも「at 9:00」など以外にも、時間を表現する方法はたくさんあることをご存じでしょうか?
今回は、特にネイティブが使うのに学校では習わない表現の「sharp」&「ish」について詳しく解説していきます。
◎英語の表現の幅を広げたい
◎「sharp」「ish」の意味を知りたい
◎英語ネイティブが使うような時間の表現を知りたい
知らないと危険!「Sharp」&「ish」とは!?
ちょうど・ピッタリの「Sharp」
口語ではそこまで使われませんが、テキストベースなどで使われる表現です。
(明日の朝、8:00ちょうどに待ち合わせね!)
という風に使われます。電車に乗り遅れてしまう、などの理由にその時間ぴったりに待ち合わせをしたい!という時に活躍します。
日本語でも
「じゃあ明日朝8:00ね~。」
くらいで済ますことが多いですよね?わざわざ
「じゃあ明日朝8:00ちょうどね~。」
とは言う時は、よっぽど強調したいときです。
英語でも同じことがいえます。「at 8:00」でもいい所をわざわざ「at 8:00 sharp」にしているということは、特に強調している、つまり「遅れんなよ」というメッセージが含まれているのです。
これは知らないとやらかしてしまう可能性があるので、しっかりと頭に入れておいた方が良いでしょう。
sharpという単語について
ここで、単語としての意味も深堀りしましょう。語学習得において、こういった複数の意味を多面的にとらえることが非常に大事です。
sharp(形):鋭い、尖った
という意味ですが、これは物体(包丁やナイフ)の鋭さ以外に、人に対しても使えます。つまり、「smart(賢い)」と同様な意味なわけです。
日本語でも賢い人を「頭が切れる、鋭い」という表現をしますよね?それと同じように使うことができます。違う言語でも同じような表現をするのは面白いですね。
ちなみに、対義語の「dull」でも同じことが言えます。
dull(形):鈍い、なまくら
これは、歯が欠けていて・錆びて切れなくなったものに対して使う表現です。これも人に対して使うと「感が鈍い人」という意味になります。
使用例を見ていきましょう。
「Man why are you so dull!? She obviously likes you!!」
(どんだけ鈍いねん!あの娘絶対お前のこと好きやろ!)
みたいな感じです。こういった言語としての類似性から学習にアプローチできるのは面白いですよね!
~頃の「-ish」
次は、「sharp」とは真逆の時間をぼかすときに使う表現である「ish」です。先ほどの例文をそのまま引用してみます。
(明日の朝、8:00ぐらいに待ち合わせね!)
この場合は、そこまで待ち合わせ時間にシビアではないという意味が含まれています。テキトーに待ち合わせてからその辺でご飯食べてから○○する、みたいなイメージですね。
こちらも、「at 8:00」でいい所をわざわざ「at 8:00-ish」を使うということは、言い手側も「遅れるかもしれないからよろしく」というメッセージを込めています。
使用する場合は、そんなイメージで使ってみるといいでしょう。
ishという単語について
「ish」には、「~っぽい、やや~気味」みたいな意味があります。日本語でも使うボーイッシュもこの表現の「Boy+ish」というのが語源です。こうやって聞くと、
「あ~なるほどなぁ。」
って感じがしますよね。
つまり、アイスでおなじみの『Coolish』も「Cool+ish」で構成されているのです。ストレートに直訳すると「やや冷たい」という意味です。たしかに、やや溶けないと食べれないその性質を表しているのかもしれませんね。(笑)
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その他の時間を表す表現
さて、少し応用編のネイティブが使う時間表現について説明します。
例えば、8:10を表現したいときに通常であれば「eight ten」と言いますが、別の言い回しがあります。それが「eight past ten」、つまり「八時から10分過ぎた」という意味です。これはその逆、「○〇時の○分前」という言い方も「to」を使うことで表現できます。
今回は「to」と「past」を使った表現の紹介です。僕の肌感だと、カナダよりもオーストラリア・ニュージーランドでよく使われていました。そちら方面への留学を検討している方はマストで習得しておきましょう。
○時の~分前の「to」
特定の時間(今回は8時にします)に対して、○分前、と表現したいときに使います。
なので、7:55を言いたい場合は「five to eight.」です。
7:50を言いたい場合は「ten to eight.」ということになります。
この表現を知らないと、
「five two eight?? 528って何ぞ?」
ということになってしまうので、必ず覚えておきましょう。
ちなみに、「15分前」を言いたいときは「fifteen」ではなく「quarter」を使います。「quarter」は1/4という意味なので、一時間の1/4、つまり15分というわけです。
「quarter to eight.」で、8時の15分前、つまり7:45ということになります。
○時の~分過ぎの「past」
こちらも同じ理屈です。数分過ぎた時間を表現したいときに使います。
8:10は「ten past eight.」
8:15は「quater past eight.」です。(↑の「to」参照)
また、「30分過ぎ」を表現したい場合には「half」を使います。つまり、8:30は「half past eight.」と表現できるわけです。「thirty past eight.」とは言わないので覚えておきましょう。
「それだと8:30は「half past eight.」と『half to nine.』の両方で表現できるってこと?」
という疑問が浮かぶかもしれませんが、「half to(○時の30分前)」という表現はしません。ネイティブに確認したところ、
「意味は通じなくもない。ただ、なんか変。」
というくらいの認識で具体的な説明はもらえませんでした。言語あるあるですね。
演習してみましょう!
では、いくつか時計の画像を用意したので練習してみましょう。
これをパッといえるようになるには結構練習が必要です。普段からこの言い回しができるように軽くここでトレーニングしましょう。
ではいきます!!
問1
答えは
↓
↓
「5 to 2:00(five to two).」
問2
答えは
↓
↓
「half past 6:00(half past six).」
問3
答えは
↓
↓
「10 past 10:00(10 past 10).」
問4
答えは
↓
↓
「quarter to 7:00(quarter to seven).」
どうでしょう?パッと思い浮かびましたか?
普段から繰り返すとナチュラルに出るようになりますので意識するようにしましょう!
まとめ
よく使われる時間表現「sharp」「ish」「to」「past」についてまとめていきました。
学校では習わない分、まったく初めての知識になってしまう方も多いと思います。それに関しては仕方ありません。これらの表現の理屈を頭に入れていってください。
ぶっちゃけ、自分で使わなくてもシンプルに「8:30(eight thrity).」と言えば通じます。ただ、相手から本記事での表現を言われたときに頭でスッと計算できずに困ってしまいます。
そのあたりもしっかりと認識し、自分の表現のレパートリーを増やしていってください!!!
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