「どの国でワーホリしよう?」
その中の候補の一つに『ニュージーランド』があると思います。
南半球に位置しており、日本の気候と比較的似ていることでも有名です。時差も3~4時間程度であり、飛行機移動も10時間以内でできるため、英語学習者のワーホリ行き先として人気を博しています。
が、他の国と比べて比較的難易度が高い部分があるのです。今回はそれを根拠に基づき記事にしていきます。
◎ワーホリでのニュージーランド渡航を計画中
◎どんな感じの国なのか知りたい
◎他の英語のワーホリと比べてどうなのか?気になる
他のワーホリ国との比較データ
国 | 人口 | 面積 | ワーホリ定員 |
---|---|---|---|
ニュージーランド | 490万人 | 27万km² | 無制限 |
カナダ | 3700万人 | 998万km² | 600人 |
オーストラリア | 2400万人 | 769万km² | 無制限 |
アイルランド | 460万人 | 7万km² | 400人 |
日本 | 1億2600万 | 38万km² | - |
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このデータをもとに話を進めていきます。
人口と面積
4,5年前までは450~470万人ほどだったので、ここ最近はずーっと人口は増加傾向にあります。それに対して面積は27万km²、これは日本から北海道を抜いたくらいの面積と同じです。
これはわかりやすくいうと
というくらいの人口分布なわけです。どれくらい広い土地にどれくらい少ない人が住んでいるのか想像しやすいですね。
また、玄関口で最大都市の『オークランド』の人口は約160万人、つまり全人口の約3分の1がオークランドに住んでいるという計算です。
東京の人口は日本全体の約9分の1なので、いかに一部の都市に人が集まっているかがわかります。
ビザの取得
【2022年現在】
人数制限はありませんし、申請料もかかりません。ただ、結核の調査レントゲンを指定の病院で撮影しなければならないため、その分の費用がかかります。その費用を申請費といってもいいでしょう。料金も大体12,000円~くらいなので、上記四ヶ国の中では安い部類に入ります。
そういった点も含め、ワーホリの行き先として人気になることは不思議ではないですね。
特徴
こちらの図をベースに特徴を書いていきます。
仕事が見つかりにくい
当たり前ですが、
というのが基本です。なのでオーストラリア、カナダに比べて仕事は見つかりにくいということになります。例外として、オークランドは人が集中しているため様々な仕事があり、求人もあると思います。
逆に言うと街選びを慎重に行わないと、”自然もあって雰囲気はすごくいいけど求人が少ない。”ということになりかねないので要注意です。
季節依存性が高い
これは他の国にも少し共通する項目です。しかしニュージーランドの三大産業は
2.観光業
3.林業
です。”観光”が如何に大きな産業か伝わってきますね。それだけに北半球の冬(11月~4月)はニュージーランドの大ピークシーズンです。
冬の寒さから逃れるために多くの観光客が訪ねてきます。それだけに夏(11月~4月)は人手が必要になることがあり、求人は比較的増えます。逆に言うとそれ以外の時期はかなり厳しいといえるでしょう。
忙しい時期(11月~4月)から仕事をはじめ、そのまま続けるという形が理想です。端境期や閑散期(春秋、場所によっては冬)の求人は物凄く少ないです。気を付けないと
なんてことにもなりかねません。時期は良く選んで渡航しましょう。
選択肢が少ない
面積自体はそこまで小さくはないですが、上でも書いたようにオークランドへの人口集中が著しいです。それ以外の街はすべて人口40万人以下の街、という現実があります。
観光地も自然景観に基づいたものが多いため、街といえるものは少ないといえるでしょう。カナダとオーストラリアでいうと
・バンクーバー
・ビクトリア
・ウィスラー
・バンフ
・イエローナイフ
・トロント
・オタワ
・ハリファックス 等
・ケアンズ
・ブリスベン
・メルボルン
・シドニー
・パース
・アデレード 等
少し省略しましたが、これくらいの滞在先の候補があります。その一方でニュージーランドで思い浮かぶのは
・オークランド
・クライストチャーチ
・ウェリントン
・クイーンズタウン
の4都市ぐらいですね。他は自然観光地の近くの小さな街などが候補に入るのかと思いますが、数は他の国に比べて圧倒的に少ないです。
ポジティブに!
と、まぁマイナス面を書いていきましたが考え方次第です。滞在する街の選択肢が少ないからこそ悩む必要もない、ともいえます。
オークランドにしか興味がなくて、ずっとオークランドに住んで仕事をするのであれば問題ないとも考えられます。
難易度が高めだからこそ、仕事を見つけられたり、上手くいった時の喜びは大きいでしょう。
まとめ
美しい自然風景や世界遺産、昔からの文化なども楽しめて魅力沢山の国です。だからこそその特徴をしっかりと理解し、楽しむための準備が大切です。
僕はカナダの後にニュージーランドに行き、仕事がなかなか見つからない等、その違いに驚くことが沢山ありました。
自分自身で経験することももちろん大事ですが、先人の知恵や経験を参考にすることも大事だと思います。
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