【海外旅行】スーツケースの選び方・比較ポイント6選【機能別】

これから国内旅行や海外旅行、出張や留学でスーツケース・キャリーバッグの購入を検討している人!そんな方必見の記事を書いていきたいと思います。

サイズが色々あってどれがいいのかわからない…。

値段全然違うけどどの辺りが無難なの?

そういった疑問がある方は多いと思います。その辺への疑問解消も含めてすべて解説していきますので、是非参考にしてみてください。

しっかりしたものを買えば、僕みたいにスーツケースと共に生きている人間でも5年は持ちます。逆に言うと安物を買って、たった2回の移動で壊れたという経験もしました。

”安物買いの銭失い”にならないよう、かといって無駄なブランド料に余分に支払わなくてもいいように「見るべき機能6選」を紹介していきます!

留学を通して飛行機に乗りまくり、1ヶ月間で国際線15回搭乗したことがある僕が知りうる限りを共有します。最後にはおすすめのブランドも紹介してるのでよかったら覗いてみて下さい。

【こんな方にオススメの記事】
◎スーツケースのサイズ感に悩んでいる
◎スーツケース購入時に見るべきポイントがわからない
◎コスパがいいブランドが知りたい

注目すべきポイント6選

これから6つの項目別に説明していきます。

  1. サイズ
  2. キャスター
  3. 開き方
  4. 開閉タイプ
  5. 重さ
  6. 外見

6項目ありますが、逆に言うとこの6つだけ気にすればいいのでわかりやすいと思います。

サイズ選び

サイズ 容量 泊数目安 備考
S 約40リットル 1~3泊 大体機内持ち込みが可能
M 約60リットル 3~5泊 拡張機能が付いてることが多い
L 約70リットル 5~8泊 LLと間違えやすいので注意
LL 約95リットル 8泊以上の長期 預入荷物最大サイズ

こちらがサイズ別に見たスーツケースです。ざっくりと4つのサイズに分けられています。どれくらいの日数の滞在なのかでサイズを決めるのが一般的です。

このサイズ表ですが、SサイズとM、L、LLサイズには大きな違いがあります。それは”機内持ち込みができるサイズかどうか”ということです。

サイズによってコスパが違う

スーツケースが大きくなるにつれて故障率は上がります

冷静に考えれば当然で、どこまで頑丈に作ろうとも、20kg以上の重さででこぼこ道も含めて転がされて続けるわけです。キャスターにかかる負荷は結構なものになります。

空港では作業員でぶん投げられてるし、5段以上に積み上げて運搬したりします。それだけでスーツケースにかかる荷重はゆうに100kgを超えるでしょう

その一方で小さいスーツケースは重めに詰め込んでも10kgそこそこ。加えて機内持ち込みをメインにするならば預入荷物にならないため、作業員による衝撃も受けることはありません。

つまり、これは僕の持論ですが

  • 小さいスーツケースは安くても長持ちするので安いもの
  • 大きいスーツケースは安いとすぐ壊れるのでしっかりと高いもの

ということです。

小さいスーツケース(Sサイズ)は5,000円を切るようなものでも意外と長持ちします。逆に大きいスーツケース(Lサイズ以上)はある一定レベルのクオリティを買わないとすぐ壊れます。(主にキャスター

8,000円のLLサイズのスーツケースをセールで5,000円で購入した際に、2,3回の使用でキャスターがバカになり、捨てたことがあります。

スーツケースは捨てるのにもお金がかかる場合がほとんどです、より無駄な出費と手間が増えます

個人的なラインとしては、20,000円を超えていればまず間違いないでしょう。

3辺の合計って?

【3辺の合計が158cm以内】とか【3辺の合計が115cm以内】とかをよく目にすると思います。これは高さ×縦×横のサイズ(上の画像のA×B×C)の合計のことです。

航空会社や座席のクラスなどによって若干の違いがありますが、

国際線での無料預入荷物の最大サイズ 3辺の合計が158cm以内
国際線での無料機内持込の最大サイズ 3辺の合計が115cm以内

みたいな認識で大丈夫です。不安な方は各航空会社の預入荷物・機内持ち込み荷物の公式ページを参照することをおすすめします。

ただ、国際電の無料預入荷物に関してはほぼ国際基準なので、そこまで心配する必要はないかと。購入する際にも

機内預入荷物無料の最大サイズ!

みたいに書いてあることがほとんどなので、それを参考に購入すれば間違いありません。

キャスターの仕様

人間でいう脚、自転車や車でいうタイヤに位置するキャスター。当たり前ですが、壊れたらスーツケースとしての機能の8割を失うくらい重要な部位です。

大きく分けて

  • 2輪タイプ
  • 4輪タイプ
  • 8輪タイプ(ダブルキャスター)

の3種類になります。

2輪タイプ

小さく、価格帯の低いのスーツケースに多いのがこの2輪タイプ。上の写真でも書いていますが、キャスターの角度が固定されている場合がほとんどで、操作性はあまりよくありません。

その一方で、電車などでの移動の際に置いておいても勝手に進みだすことが少ないため、小さめのスーツケースでそこまで重くしないのであれば悪くありません。

4輪・8輪タイプ

【左が4輪タイプ】【右が8輪タイプ】

この二つの違いは”キャスターがシングルかダブルか”、だけです。そしてシンプルに

ダブルキャスターの方が一つのキャスターにかかる負荷が分散するため耐久性が高く、いろんな面で秀でている

ということが言えます。

なので大きいサイズのスーツケース(Lサイズ以上)を購入する際には8輪タイプ(ダブルキャスター)を強くおすすめします。

僕が2,3回の使用で壊した安物のスーツケースが4輪だったのは言うまでもありません。

フロントオープン・片面開き

【左がフロントオープン】【右が片面開き】

日本で一般的に流通しているのは右の片面開きの方だと思います。どちらか一方が優れている、という物でもなく、利用目的なので変わります。

【フロントオープンのメリット・デメリット】

◎幅が広めの大きいものが入れられる。
◎開く際に片面を広げなくて済むので場所を取らない。
◎外側に薄手の物を入れるスペースがあることが多い。◎スペースが一つのため荷物の置き分けが困難。

【片面開きのメリット・デメリット】

◎左右に分かれているので荷物を置き分けやすい。
◎フレームタイプ・ファスナータイプを選べる。
◎小物を入れるポケットが内側に多い
◎開くときにフロントオープンの倍のスペースを要する。

この辺りを参考にして考えてもらえればと思います。

開け方(ファスナー・フレーム)

言葉にすると少し不明瞭ですが、写真で見るとどこの部分の差がわかりますね。開け閉めの際に”1アクションで閉めれるタイプ”か、”ファスナーで閉めるタイプ”か、ということです。

それぞれのメリットを列記すると以下のようになります。

【フレームタイプのメリット・デメリット】

◎荷物の出し入れ、開閉が圧倒的に手間いらず
◎ファスナータイプよりもスーツケース自体が重い
◎単純にファスナーより少し値段が高い

【ファスナータイプのメリット・デメリット】

◎スーツケース自体が軽い
◎価格が少しだけ安い
◎拡張機能が付いてることがある◎荷物の開け閉めが非常に手間

ぱっと見でファスナータイプが優れているようにみえますね。ただ、これもケースバイケースです。
出張や色々な所を巡る旅などで、スーツケースの開閉が多い場合だと、ファスナータイプはめっちゃくちゃ手間です。
逆に言うと、【一か所に長く滞在する】【短期の旅行】などであればファスナータイプでも全然大丈夫です。
長期の滞在の人(留学生など)にはフレームタイプを強く勧めておきます。理由は簡単で、荷物がパンパンのスーツケースを閉めるときに圧倒的にフレームタイプの方が楽だからです。

重さ

スーツケースを飛行機に預ける際、または持ち込む際にサイズと共に聞かれるのが”重さ”です。そしてこの重さ、当然スーツケースの重さも含めた重さです。

航空券のクラスや航空会社によってもかわりますが、仮に1キロ超えてしまった場合の超過料金は余裕で1,000円を超えることが多いです。

それくらい大事なこの”重さ”。スーツケースの重さが500g違うだけで入れれる荷物量に大きく差が出ます。そして安物のスーツケースは重いことが多いともいえます。

実際にそこまで大きな重さの差があることは稀ですが、2,3種類の違うブランドなどで迷っている際での一つのチェック項目であることは間違いありません。もしかしたら重さに違いがあるかもしれませんよ。

デザイン(外見)

タダの荷物を運ぶ入れ物とはいえ、できれば好みのデザインの物とかがいいですよね。なかには

機能性あれば外見なんてなんでもいいわ。

と思う人もいるかもいれません。しかしこの外見、思ってる以上に重要な機能を担っているのです。

その重要な機能は、”取り違えを防げる”という点です。

もちろん特徴的なスーツケースにしたところで間違えられることはあるかもしれません。しかし、こういう経験がある方も多いと思います。

【空港の荷物回収にて】

「お、あれは俺の荷物かな?」
「よく見たら違うな、紛らわしいなぁ。」

こういったこと、ありますよね。そして荷物が最後まで出てこなくてヒヤヒヤしたことがある方も少ないくないと思います。

なにもめちゃくちゃ奇抜なデザインにした方が良い、とは言いません。ただ、シンプルな黒・グレーだと取り間違いのリスクがかなり上がるのは言うまでもありません。

スーツケース取り違えでの一例

ある例を挙げます、僕がニュージーランドでツアーガイドとして働いていた時でした。お客さんを空港まで迎えに行き、合流した後に悲劇が起きました。そう、

スーツケースが出てこないのです。

そしてその代わりに、似たようなスーツケースが一つポツンと荷物のコンベアに乗っていました。

スーツケースの取り間違えだと確信しました。しかし、空港の職員に話をしてもこのご時世です。プライバシーの保護という観念で、その代わりに置いていかれたスーツケースの所有者の情報は何一つくれませんし、代わりに電話一本もしてくれませんでした。

わずかな可能性を信じ空港で待機していると、運よくその取り間違いをした人から空港に連絡があり、「取り間違いに気づいたからこれから戻る。」という連絡でした。

数10分後、運よく荷物は戻ってきましたが、スケジュールの関係上でその日に行く予定だった観光地に行くことは叶いませんでした

まとめ

というわけでスーツケース購入の際に気を付けるポイントを紹介していきました。スーツケースを買う方はこれから旅行や出張など、それ以外にも準備することがあると思います。

その中でもそこそこの出費になるであろうスーツケース、慎重に選びたいですよね。是非この記事を参考にスーツケースを選んでもらえればと思います。

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