みなさんが不安をかかえるオーストラリアでのファームジョブ。セカンドビザの取得の為にも必要なため、ファームをする方は多いと思います。しかし、探し方1つとってもわからない要素が多いのも事実。
時期や場所、作物を何にするのか。また、ファクトリー(工場)などの作業を候補に入れる方も多いでしょう。
今回はそのあたりを詳しく解説していきます。
◎時給と歩合どちらがいいかで悩んでいる。
◎悪いファームに当たりたくない。
◎ファームジョブの探し方を知りたい
ファーム、結局どっちが良い?時給制or歩合制
結論
ぶっちゃけどっちとも言えませんが、しいて言うなら時給です。確実に安定して入る給料に文句ありませんね。
ではなぜその時給が絶対的に得じゃないのか。メリット・デメリットと合わせて説明していきます。
時給制のメリット・デメリット
◎給料の安定
◎場合によっては体感時間の経過が遅い。
◎基本的にキツイ仕事が多数。
◎皆同じ時給だからこそクビになりやすい。
歩合のメリット・デメリット
◎出来高なので時間の経過が早い。
◎比較的自分のペースで仕事が可能。
◎良いレートだと自分の仕事量次第で時給以上稼げる。
◎歩合の率が悪いファームだと余裕で最低時給を下回る。
◎良いレートのファームを探すのが大変。
◎良いレートの仕事の期間が限定的であることが多い(3週間のみ等)
優良ファームの見つけ方
紹介?
大体どこのサイトを見ても
友達の紹介が一番確実です!
とかあほの一つ覚えみたいに書いてあります。これは間違いなく事実です。しかし大半の人が思ったでしょう。
まぁこれは僕自身の話なんで該当してなかったごめんなさい。なので友達の紹介が無い場合は何を気を付けて探すべきかを紹介します。
最低条件
・確実に稼げる!
・日数もデイオフカウントしてくれる!
・天気に左右されずに労働時間が安定してる!
・国際色豊かで英語も伸びる!
上記のようなファームジョブ探している人、まずそんな仕事はありません。
まぁ現実には無いことは無いです。その仕事を得る最低条件は
自家用車を持っている
ことです。
これから説明していきますが、車があると無いで優良ファームを見つける難易度は段違いです。
かといって
でも無いので決して勘違いしないでください。あくまで最低条件です。
時期を知る
ファームはもちろん【対 野菜/果物】の仕事です。季節依存は当然しています。どの時期にどこで人手が必要になるのかをしっかりと確認しておきましょう。
基本的には夏に多くのファームがピークを迎えます。
また通年で募集している仕事(例:バナナ)などは冬の時期は外作業も涼しく時給制の為非常に人気です。なのでまずインターネット上に求人が出ることは稀だと思ってもらっていいでしょう。
ファームの時期を知るために以下の2サイトを参考にしてみてください。どこの州で何の作物がシーズンなのか分かりやすく載っています。
1,Fruit Picking Seasons Australia
ファーム探し方法
インターネットを介しての方法を紹介します。
Facebookグループ
一番情報は多いかもしれません。日ごとの更新量も最多だと思います。ただフェイスブックに載っているPiece Rate(歩合制)の仕事は基本稼げはしないと思っておいた方が良いでしょう。
稼げる仕事は人気なので求人出さなくても人は集まりますからね。
日数を稼ぎたいなどの他の優先順位が高い人向けですね。
Backpacker Job Board
公式サイトはコチラ
オーストラリアでのバックパッカー(短期滞在者)向けの仕事を紹介しているサイトです。当然ファームジョブの求人も出しています。
内容は比較的良いものが多いです(時給制の仕事の案内など)。しかし英語サイトなので世界各国のワーホリワーカーたちがアプライすることもあって競争率は高め。
ネットで求人見つけて車で現地に直接行くことができれば、それが一番確率が高い方法だとは思います。ぶっちゃけそんなに人の差なんてわかりませんからね。
そういった短期滞在者向けの為、住む場所を提供してくれる場合がほとんどなのもありがたいポイントですね。
88days to work
公式サイトはコチラ
ファームジョブを紹介しているサイト。地図から地区別に調べることが可能。そしてそのまま直接ファーマー(ファームのボス)に電話やメールをして問い合わせていく流れになります。
場所によってはファームが持っているトレーラーハウスやシェアハウスに住めることもあるため車が無くても可能なのは強みですね。
Costa(コスタ)
公式サイトはコチラ
オーストラリアで最大手のファームジョブのサイト。給料面や日数のカウントの面で何の不安もなく、仕事が見つかったら勝ち組になれると言っても過言ではありません。
まず「コスタは仕事(ファーム)しか紹介してくれない」ということを頭に入れておきましょう。そのためにシェアハウスやホステルなどの滞在先は自分で探す必要があります。
当然通勤の足も自分で確保する必要があります。車が無い人は諦めた方が時間が無駄にならないで済みます。
日豪プレス
公式サイトはコチラ
まぁ特に書くことは無いですね。
オーストラリア滞在の日本人向けのウェブサイトです。当然多くのファーム系の求人も出ています。
こういった求人サイトに載せているものは、ファームからの掲載でなく、紹介料を目当てにして個人が行っている物が多いです。
「一人紹介したら$50!」などのシステムを採用しているファームは意外と多いです。(広告費・採用費などの節約)
なのでやたらと良いことばかり書き、来させようとしてきます。情報とのギャップに驚く可能性は高いので要注意。入念に情報のヒアリングをしましょう。
ワーキングホステル滞在
ワーキングホステルとは”ファームジョブを斡旋してくれるホステル”のことを指します。
そこに住んで待っているだけで仕事を案内してくれるので、バタバタしなくていいのは強みと言えます。車が無くても他の車を持っている滞在者に相乗りできるのも安心できる点ですね。(当然ガス代はシェアの場合がほとんど)
デメリットは基本的に週のレント(家賃)が大体150ドル~190ドルで平均より高いということ。場所によっては一人部屋借りれるくらいの価格設定です。それで2人~8人部屋ですからね。
あとは待つことが多いというのも難点として挙げられます。
ワーキングホステルの主な利益は滞在者が払うレントなので、「早く来るとその分仕事を早く案内できる。」と言って呼び込みます。
”1ヶ月待っても仕事が無い”なんてことだってあり得ます。「来週には仕事開始できる。」などのウソをつく所もあるのである程度の覚悟と注意は必要です。実体験を↓の記事で紹介しています。
+αで知っておくべきこと
ファクトリージョブも該当する
魚介系や肉系のファクトリー(工場)での仕事もセカンドビザの申請の日数にカウントされます。魚介系は悪くないことで有名ですね。【タスマニアのTassal】などがいい例です。
肉系はセクションによっては血まみれになりながら作業をすることになったりもするので、耐性が無い人からすると精神的にキツイかもしれません。予め自分ができるかどうか考えておきましょう。
僕が聞いた話ですが、鶏は牛に比べて比較的マシみたいです。個体が小さいですからね。
悪徳ファームの多い地区
カブルチャー・バンダバーグ・ガトンは僕の知り合いで行っていてなかなかひどい賃金で働かさせられていた人たちがいました。
- 1日働いても50ドル程度
- 週7で1日8時間で仕事してやっと週700ドル超えるか超えないか
という人達もいました。
上記の街はファームの街としても有名なので求人数は多いです。中には優良なファームもあるとは思いますが、信用できる友人の紹介などでない限りは行かない方が良いでしょう。
シーズンは平気でズレる
もうひとつ頭に入れておかないといけないのは仕事相手が作物なので、気候変動によってシーズンはズレるということです。
- 「早めに始まってしまって枠が無い。」
- 「時期が遅れる予定でいつまで待たされるかわからない。」
ということも起こり得るのがファームジョブ。
現地の情報を調べたり、英語での情報収集はかかさないようにしましょう。僕もヒッチハイクしまくって地元民に話を聞き、情報収集をしていました。
まとめ
というのが僕の知りうる限りのオーストラリアでのファームジョブです。当然みんな悪徳ファームでは働きたくないとは思いますが、信用できる情報が本当にネット上に少ないですよね。
個人的には英語系のサイトから中心に探した方が間違いはないと思います。
その方が国際色も豊かなところにも当たる傾向も高いですからね。日系のサイトの所はあまり評判が良くないことで知られている日本人・韓国人が多い所が多いでしょう。
知り合いがいないそこのあなた!ホステルに泊まって知り合い作って情報を仕入れるか、英語系のファームサイトからガツガツどん欲にまずは探してみましょう!
悪いファームにあたると心も体も浪費してしまいます。その前の努力は惜しまないようにしましょう!