今回は、ワーホリでオーストラリアを訪れる方に警笛を鳴らす記事にします。タイトルにもある通り、タスマニア州都『ホバート』には仕事探しに来てはいけません。
タスマニアは一部が世界自然遺産に登録されているほど綺麗な島です。自然景観を満喫できる場所は島内に点在しており、余暇の時間は有効活用することができるでしょう。しかし、観光に優れている一方で仕事探しの点では最悪の場所です。
これは2020年頃の僕の実体験をベースの話ですが、今でも大きな差はないと思います。これからオーストラリアワーホリやタスマニア(ホバート)への移動を考えている人は参考にしてください。
◎オーストラリアワーホリを考えている。
◎タスマニア島での仕事探しを検討している。
◎タスマニアのファーム事情に興味がある。
仕事が無い
まずもって、求人がすごく少ないです。
僕自身も20通弱くらいのレジュメを配りましたし、ウェブ求人にも募集しましたが、たったの一件も返事はありませんでした。
→[追記]1ヶ月半後くらいに電話きました。(笑)
バックパッカーに滞在していましたが、同じような環境の人がたくさんいました。その中の一人にキッチン希望の方(たしかフランス人)がいましたが、腕も経験もあるシェフで、やっと1ヶ月かかって仕事が見つけられる、そんなレベルでした。
英語が喋れるなんて何の強みにもなりません、何かの突出したスキルでもない限り本当に厳しいと思ってもらっていいでしょう。
都市伝説的な話で
という話もあるくらいです。ホバートでの仕事探しはそんな話も沸いて出るくらいに異常なんです。
募集する人が多い【需要過多】
永住権狙いの移民
上記のような状況になったのも、政府の方針によるところも多いようです。がっつり詳しく調べてないのでよくはわかりませんが、近年は大きい都市(メルボリン・シドニー・ブリスベンなど)で永住権が取りづらくなってしまったようです。
その結果として”永住権狙いの移民たち”が小さい町に押し寄せている状況です。それのしわ寄せを食らっている一つの街に『ホバート』が該当するわけですね。
UTASの学生たち
ホバートには大きな大学の通称UTAS(University of Tasmania)があり、多くの学生が住んでいます。その学生たちは当然パートタイムでもなんでも、とにかく仕事を探しています。
この大学への入学は一定レベル以上のIELTSも必要なので、当然みんな英語は堪能です。そんな人たちでも仕事見つかるまで半年もの時間がかかったという話もあります。もうここまでくると恐ろしいですね。
どちらとも聞いた話なので、信憑性が100%かどうかといわれれば難しいです。しかし、本当に仕事が無いのでそんなことはどうでもいいですね。
だったらファームはどうか?
ともなれば、行きつく先はファームジョブになるわけです。
もともとタスマニアは12月~1月ぐらいの夏の時期のファームジョブが非常に人気が高く、多くのバックパッカーが『タスマニアンドリーム』を夢見てこの島にたどり着きます。
結論から言うと、車を持っているor車を現地で買う予定であるでない限りはファームジョブはやらないほうが賢明です。なぜかというと、車を持っていない人は持ってる人に比べて選択肢が極端に少なく、多くの面で不利になってしまうからです。これはセカンドビザを欲している人にも言えることです。
車がなくても仕事はできますが、それで『タスマニアドリーム』を掴むのは本当のドリームになると思っていてください。
僕は車もなく、ホバートから北にある町ローンセストンの近くまでヒッチハイクで移動したりして色々動き回りましたが、本当に大変でした。
ファームの仕事もなんとか手にすることができましたが、それも含めて別に記事に”タスマニアファームジョブ事情(チェリー)”で↓にまとめています。
.オススメ記事.:【稼ぐどころかマイナス】タスマニアでの『チェリーピッキング』
まとめ
ということでホバートの生きた情報を公開してみました。2019年11月の情報なので、そういう目線で見てください。あくまで僕の推測ですが、この先大きく変わることはないでしょう。
自然が豊かですし、シティもコンパクトで大きな街が嫌いな人からすると非常にリラックスできるでしょう。しかし仕事が無いと何の意味もありません。
バックパッカーに泊まっている人もその情報を知ってか、「観光次いでに滞在して同時に仕事も探してみてダメだったら別の所に移る」、という人が大半でした。正直かなり賢明な判断です。間違っても部屋を借りないでください。仕事が無くても街から出られなくなって詰みます。
僕もそのスタイルで仕事を探し、見つからなかったため足早に州を移しました。
これがリアルなホバートの現実です。それではみなさん、タスマニアでの観光を楽しんでください!